日伊文化交流協会IROHA芸術会員の紹介
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栗蒸し羊羹

羊羹は羊の字が示す通り、中国でもともと菓子ではなく肉の入った汁のようなものだったと思われる。それが禅寺の中で精進の見立ての料理として使われるようになり、日本に伝わると、小豆や葛が使われ徐々に茶会の菓子などに供されるようになった。その後さらに甘みを加え、菓子として知られうようになる。一方栗は縄文時代から日本人の日常的な食べ物であったと思われ、菓子を含め様々な料理に使われて来た。

1920年頃、成田山新勝寺の参道の米屋、米分の初代である諸岡常吉が、他の店にないものを作ろうと、成田山の精進料理の一つであった蒸し羊羹に栗を入れた、栗蒸し羊羹を考案した。やがて皇室の御用、さらに成田山御用達として使われるようになり、このことから成田山新勝寺の精進料理「栗羹」は、栗蒸し羊羹の原型とも言われている [2]。

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