日伊文化交流協会IROHA芸術会員の紹介
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あじさい祭り

連歌、連句、俳句で、句の季節を示すために読み込むように定められた語。例えば鶯は春の季語、金魚は夏。季題、季の言葉とも言う。

梅雨の頃の代表的な花、あじさいは日本人が好む花の一つでもある。日本全国で12の市と2つの町がそのシンボル花としており、また多くの寺社や公園があじさい寺、あじさい園として、地元民に親しまれている。
一般に良く見られる球状のあじさいは西洋アジサイで、日本産原種のガクアジサイを改良したものである。日本原産の最も古いものは、青色だという。

「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。また漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花(ライラックか?)に名付けたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれている。
あじさい祭りを行うところも少なくない。中でもよく知られているのは東京の高幡不動、京都の三千院、鎌倉の明月院、そして奈良県の矢田寺などがある。写真は、東京白山神社のあじさい祭りである。

写真:東京白山神社のあじさい祭り 提供(c)Mikito Arihara


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