日伊文化交流協会IROHA芸術会員の紹介
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端午の節句

連歌、連句、俳句で、句の季節を示すために読み込むように定められた語。例えば鶯は春の季語、金魚は夏。季題、季の言葉とも言う。

五節句の一つ。端は初めの意のため月の初めの午の日と言う意味だが、午は五にも通ずるところから重三(三月三日)、重陽(九月九日)などと対偶させた。5月は物忌みの月であることから、平安時代から宮中では蓬や菖蒲で病気災厄を払う行事が行われた。この風習が転じて蓬餅や粽を食し、また室町時代には武家の行事に取り入れられ、菖蒲を尚武にかけて男子の成長や武運長久を願うようになった。鯉幟が立てられるようになったのは江戸時代で、もともとは江戸を中心とした地域の習俗であったのが全国に広まった。鯉は、出世の縁起物であることから好まれたもので、五色の吹き流しとともに立てる。


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